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最初の電子計算機、ENIACについて解説

 ENIAC (Electronic Numerical Integrator and Computer) は、世界最初のデジタル電子計算機(コンピュータ)でジョン・エッカートとジョン・モークリーらによってアメリカ陸軍の大砲の弾道計算を目的にして、1946年2月15日にペンシルバニア大学で完成し、1955年10月2日まで使用され、解体されました。

 現在、その一部がスミソニアン博物館やペンシルバニア大学に分散して保管されていまする。

 

 ENIACは、世界最初のコンピュータ(ここでいうコンピュータは現在の定義と異なっていますが、 定義によって決ったのではなく、コンピュタという名前として世界最初ということ) として広く知られています。

  しかし、特定目的の計算をする機械や電子計算機は、当時、いくつか存在していたことに注意してください。

 また、1939年に試作機が完成、稼働したアタナソフ&ベリー・コンピュータ(Atanasoff-Berry Computer, ABC)が世界最初のコンピュータであるとする考え方もあります。

  (1973年10月19日、ミネアポリス連邦地方裁判所の判決)

 

 ENIACは、17468本の真空管、70000個の抵抗器、10000個のキャパシタ等で構成された。消費電力150kW。幅24m×奥行き0.9m×高さ2.5m、重量30トンでした。

 

 プログラム内蔵方式ではないため、プログラムは人手で配線して行っていた。

  また、内部構造に10進数を採用し、符号付き10桁の演算が可能で、演算能力は、毎秒5000回の加算、14回の乗算、記憶能力は、20個の変数と300個の定数で、 大容量の外部記憶装置は持っていなかったのです。

 

 ENIACの開発は約2年間におよび、開発の中心はジョン・エッカートとジョン・モークリーでありました。

  ENIACは、当初、アメリカ陸軍の大砲の弾道計算を目的につくられましたが、ENIAC完成前に第二次世界大戦が終結したため、当初の目的は達成できませんでしたが、開発は続けられ、開発費の総額は、49万ドルにたっしました。

 

 計算機の故障率は、週に真空管が2~3本壊れる程度で、稼働率が90%以上だったとされています。

これは、真空管を定格電力の10%未満という低い電圧で動作させ、電源は落とさない等、多くの工夫があったためでした。